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CAMPHOR TREE VILLAGE

名もなき声に耳を澄ます

学校法人武蔵野大学創立100周年記念事業

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Introduction

時を超え吹く風に乗り 聞こえなかった声が 聞こえてくる時を超え吹く風に乗り
聞こえなかった声が 聞こえてくる

カンファ・ツリー・ヴィレッジ
はじまりの集い

日時 : 4月29日(土)

場所 : 京都西本願寺

Section 01

What’s Camphor
Tree Village?

カンファ・ツリー・ヴィレッジとは?

私たちは今、地球規模の課題、様々な対立に直面しています。対立とは、本来、分けようのない世界を生きている私たちが、良し悪しといった二つに分けるものの見方をすることによって生まれると、ブッダは説きました。2024年に創立100周年を迎える武蔵野大学は、このような智慧を、仏教=Buddhismという主義主張(ism)から離れ、ブッダ・ダルマ(仏法)として世界の誰にでも開かれていくように「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」というプロジェクトを立ち上げました。

Section 02

Origin of the
Project Name

プロジェクト名の由来

──「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」とは──
武蔵野大学の学祖・高楠順次郎(1866~1945)は、英国、ドイツ、フランスに留学するなど極めてグローバルな視点をもつ仏教学者でした。その名前の楠に因み、長寿の樹であるクスノキの英語名Camphor Tree(カンファ・ツリー)と、その樹の下に世代や国を超えて人々が集い長期思考を育む場所となるという思いを込めVillage(ヴィレッジ)と名づけました。

Section 03

How can we become
better ancestors?

いかにして私たちはよりよき祖先になれるか

ヴィレッジの中心には次の問いを置きます。

──“How can we become better ancestors?”──
~いかにして私たちはよりよき祖先になれるか〜

100年後、また更に先の未来世代にとって、私たちはいかにしてよりよき祖先になれるでしょうか。名もなき祖先が千年単位で受け継いできた自然や智慧を、私たちはギフトとして受け取っています。私たちは何を未来へ贈ることができるでしょうか。
私たちが祖先となる未来世代の生きる世界を想像し、今どう生きるべきなのかを見つめ語り合うとき、対立を生む、分別を超えた道が見えてくるかもしれません。

CAMPHOR TREE VILLAGE

Event Information Event
Information

イベント概要

ゴールデンウィークの4/29(祝・土)、プロジェクトのキックオフとなる「はじまりの集い」を開催します(京都・西本願寺、親鸞聖人御誕生850年、立教開宗800年慶讃法要における協賛行事)。「ブッダ・ダルマ」に馴染みのない方にも、その意義に触れるきっかけを作れるよう、「いかにして私たちはよりよき祖先になれるか」の問いをめぐって、さまざまな国や分野で現代社会の課題に取り組むリーダーの方々に登壇いただきます。ぜひ、お誘い合わせの上、申し込みフォームよりお申し込みください。

日時
2023年4月29日(土)
場所
京都・西本願寺
プログラム

14:20 – 14:30

開会の辞:武蔵野大学学長 西本照真

14:30 – 14:45

オープニングメッセージ:デービット・アトキンソン氏

14:45 – 15:00

ライブメッセージ(オンライン):ローマン・クルツナリック氏

15:00 – 15:30

講演 :マリエム・ジャメ氏

15:30 – 16:20

対話 :ブータン王国 ケザン・チョデンT・ワンチュク王女殿下、エフライム・エディ・ホセ氏

Speakers

Profile of Speakers

登壇者プロフィール

  • Ashi Kesang Choden Wangchuck

    ブータン王国王女殿下

    Her Serene Highness Kesang Choden T Wangchuck

    ケザン・チョデンT・ワンチュク王女殿下

    ブータン王国の現国王の従妹であり、「タンカ修復センター」のエグゼクティブディレクターとして、現代的な価値を広め、僧侶たちが図像学や管理の方法などを学び、自ら修復・管理・維持ができるようセンターを率いている。ブータンについての著書や文献も発表している。仏教への造詣を深めてほしいという家族の願いから、ニンマ派の大ラマであるディルゴ・キェンツェ・リンポチェに指導を受けていたこともある。

  • Ephraim “Eddie” Jose

    アジア絵画修復師

    Ephraim “Eddie” Jose

    エフライム・エディ・ホセ

    日本に11年間滞在し、故半田達二氏のもとで修行を積み、1998年に外国人として初めて文化庁の文化財保護官に認定された。タンカの修復のほか、美術館やコレクターのために各国で絵画を修復し、保存修復に関する記事も数多く執筆。講演や実践的ワークショップも行っている。今年5月より、フィリピン屈指の私立総合大学であるデ・ラサール大学にて絵画修復の講師として5年間教鞭をとる。

  • Marieme Jamme

    社会起業家

    Marieme Jamme

    マリエム・ジャメ

    世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダー。女性に対するデジタル教育の普及活動を行う iamtheCODE の創設者。少女と若い女性へのグローバル支援を行い、SDGsを推進したとして、2017年、ビル&メリンダ・ゲイツ財団監修のグローバル・ゴールキーパー・アワードで「イノベーション賞」受賞。同年、BBCの「女性100人」に選出された。

  • David Atkinson

    株式会社小西美術工藝社 代表取締役社長

    David Atkinson

    デービット・アトキンソン

    小西美術工藝社代表取締役。元ゴールドマン・サックス証券金融調査室長。裏千家茶名「宗真」拝受。オックスフォード大学「日本学」専攻。2009年、創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手がける小西美術工藝社入社、取締役就任。2010年代表取締役会長、2011年同会長兼社長に就任し、日本の伝統文化を守りつつ伝統文化財をめぐる行政や業界の改革への提言を続けている。

  • Roman Krznaric

    文化思想家

    Roman Krznaric

    ローマン・クルツナリック

    イギリスの文化思想家。オックスフォード大学で政治社会学の博士号を取得後、ケンブリッジ大学とシティ大学ロンドンで社会学と政治学を教え、中央アメリカで人権活動に携わる。2008年、共同でロンドンに、「スクール・オブ・ライフ」を創設。以降、国連、オックスファムのアドバイザー。オブザーバー紙で「イギリスの傑出したライフスタイルの哲学者」と称された。